~ 大阪市における補装具(重度障がい者用意思伝達装置)支給申請ガイド ~
■ 視線入力装置「トビー(Tobii)」とは?
https://jp.tobiidynavox.com/
「トビー(Tobii)」は、高度なアイトラッキング(視線検出)技術を搭載した意思伝達・PC操作支援装置です。病状の進行に伴い手足や音声によるコミュニケーションが困難になったALS患者様でも、画面上の文字やアイコンを「見つめる」だけで、文字入力や読み上げ、環境制御、インターネット利用などが可能になります。
高精度アイトラッキング
頭部が多少動いても視線を正確に捕捉し、目への負担や疲労を最小限に抑えた操作が可能です。
多彩なコミュニケーション
日常会話の文字入力・合成音声読み上げのほか、メール・SNS・動画視聴など幅広く活用できます。
早期練習の重要性
身体機能や発話機能が保たれている早期から操作に慣れておくことで、進行後もスムーズに移行できます。
■ 補装具給付制度(重度障がい者用意思伝達装置)と支給額
視線入力装置トビーおよび対応する意思伝達装置は、障害者総合支援法に基づく「補装具費支給制度」の対象種目である「重度障がい者用意思伝達装置」として給付申請が可能です。
https://www.city.osaka.lg.jp/fukushi/page/0000370481.html
【基準額(公費給付の基準となる上限額)】
● 本体基準額: 原則 450,000円(非課税)
https://www.e-unicorn.co.jp/miyasuku-eyeconsw
● 視線検出式入力装置(追加付属品): 基準額 約180,000円~220,000円前後の加算適用
● 自己負担額: 原則1割負担(世帯所得に応じた上限あり。難病受給者証保有者等は負担軽減措置あり)。つまり、4万円くらいで買えます。
■ 大阪市での申請における重要ポイントと「医学的意見書」の支給条件
1. 事前相談とデモ機試用(要購入前申請)
補装具給付は『必ず購入(発注)前』の申請が必要です。まずは大阪市の各区役所保健福祉課(福祉業務)に相談し、専門業者やリハビリ職とともに実機デモでの適合評価・導入テストを行います。
2. 「重度障がい者用意思伝達装置 医学的意見書」と重要認定基準
申請には主治医(神経内科医等)が記載する所定の『補装具費支給に関する医学的意見書 兼 処方箋(重度障害者用意思伝達装置)』の提出が必須です。
https://www.city.osaka.lg.jp/fukushi/cmsfiles/contents/0000370/370481/2-dishidentatsusouchi_ikensho.docx
3. 大阪市身体障害者更生相談所による審議・決定
提出された医学的意見書および適合判定結果を基に、大阪市身体障害者更生相談所にて文書判定が行われ、支給決定通知書が交付されます。
★【支給決定における最重要ポイント】★
医学的意見書において、単に「現在コミュニケーションが困難である」ことだけでなく、『進行性疾患(ALS)により、近い将来、この装置(視線入力装置)でのみ意思伝達が可能になる』という見通し・必要性が明記されていることが支給認定の必須条件となります。まだ発話やスイッチ操作が一部可能であっても、病状の進行予測に基づき主治医に詳しく記載いただくことが重要です。
■ まとめ・スムーズな導入のために
ALSの症状が進行してから準備を始めると、支給決定や操作習得までに時間を要してコミュニケーションが遮断されるリスクがあります。発話や手足の動きに余裕がある段階から体験・手続きを進めることが推奨されます。詳細は専門業者までご相談ください。
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