肺の柔軟性と呼吸機能を守る『LICトレーナー』のご紹介

情報
~ 肺を大きく広げる呼吸リハビリ(LIC訓練)と導入手続きのガイド ~

■ LICトレーナーとは?(手動式 肺ストレッチ・呼吸リハビリ器具)
「LICトレーナー」は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)などにより呼吸筋が低下した患者様に対し、肺や胸郭(胸の広がり)の柔軟性を維持するために開発された手動式の呼吸リハビリテーション器具です。自力では十分に空気を吸い込めなくなると肺や胸郭が硬くなり、無気肺や肺活量低下が進んでしまいます。LICトレーナーを使って手動で空気を送り込み、胸をしっかり広げるトレーニング(LIC訓練・最大強制的吸気量拡張手技)を行うことで、胸郭の柔軟性維持や排痰(カフ)の補助に非常に高い効果が得られます。
胸郭・肺のストレッチ
自分で吸い込める量以上の空気を安全に送り込み、硬化しやすい胸郭と肺をしっかりストレッチします。
排痰(たん出し)の補助
肺にしっかり空気を蓄えることで咳き込み(カフ)の力を高め、自力や機器による排痰をスムーズにします。
安全・簡便な構造
一方向弁と圧力調整弁付きのバッグ・マスク構造で、電源不要。どこでも安全に呼吸ケアを行えます。

■ 費用・保険適応について
● 本体価格: 10万円程度(全額自己負担)
※ LICトレーナーは公的医療保険および介護保険の給付対象外(保険が効かない)となるため、購入代金(約10万円)は全額自費となります。

■ 導入の流れと各関係者の役割
● Step 1:ケアマネジャーからの連絡・手配
リハビリ職員(理学療法士・作業療法士等)やヘルパーに呼吸リハビリテーションを実施してもらうため、ケアマネジャーから販売代理店である「星医療酸器」およびリハビリ職員やヘルパーが在籍する訪問看護・介護事業所へ連絡・調整を行ってもらいます。
● Step 2:主治医への相談と「指示書」の入手
患者様本人またはケアマネジャーから主治医へ相談し、実施に必要な「指示書(医師の指示)」を入手します。
● Step 3:導入指導とリハビリテーションの開始
星医療酸器や訪問リハビリ等の専門職から適切な手技指導を受けた上で、日常的な呼吸リハビリテーションを開始します。

■ 誰が呼吸リハビリテーションを実施できるか(実施条件)
1. リハビリ職員(PT・OT等)およびヘルパー:
→ 主治医からの指示書を入手することで、リハビリ職員やヘルパーも訪問時に呼吸リハビリテーションを実施できます。
2. ご家族:
→ ご家族が実施する場合は指示書なしで呼吸リハビリテーションを実施できます(※安全のため医療職や販売業者等から十分なレクチャーを受けて実施します)。

■ まとめ
LICトレーナーによる継続的な呼吸リハビリテーションは、ALS患者様の胸郭の柔軟性を保ち、痰の排出補助や息苦しさの緩和など、質の高い療養生活を支える大きな助けとなります。導入をご希望の際は、まず担当ケアマネジャーまたは主治医にご説明、ご相談ください。ケアマネジャーまたは主治医はLICトレーナーをほぼ間違いなく知りません。

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